FF14(ファイナルファンタジーXIV)のストーリーは、長編ファンタジー小説のように重厚で、多くの拡張パックを通じて壮大に展開されます。
物語の始まりは、かつて存在した「旧FF14」のラストで発生した大災厄「第七霊災」。これによりエオルゼアは壊滅的な被害を受け、新たな時代「第七星暦」が幕を開けます。
プレイヤーは、その災厄を生き延びた冒険者として、新生した世界で数々の出会いと戦いを経ながら、やがて世界の命運を担う存在へと成長していきます。

新生エオルゼア(A Realm Reborn)

舞台

第七霊災後のエオルゼア。

テーマ

再生と結束。

概要

かつて壮絶な戦争と大災厄「第七霊災」に見舞われ、崩壊寸前となった大地――エオルゼア。
プレイヤーは名もなき冒険者としてこの地に降り立ち、混乱と戦乱のただ中で、徐々にその力を認められていきます。

やがて「未来視」にも似た特殊な力「超える力」を持つ者として、世界の真実を追い求める組織「暁の血盟」に迎え入れられ、蛮族が召喚する神々「蛮神」の脅威に立ち向かうことになります。

物語は、三つの都市国家――リムサ・ロミンサ、グリダニア、ウルダハ――それぞれの問題やギルドとの関係を通じて冒険者が成長していく中で、やがて一国を越えた脅威へと舞台を広げていきます。
北方から進軍する軍事帝国「ガレマール帝国」。その将軍、ガイウス・ヴァン・バエサルは、古代アラグ文明の遺産「アルテマウェポン」を操り、蛮神すらも吸収する恐るべき力を手に入れます。

しかし、幾多の困難と仲間たちとの絆を乗り越えたプレイヤーは、ついにこの脅威を打ち破り、エオルゼアに再び希望の光をもたらします。
こうして、物語は「再生の時代=第七星暦」へと本格的に歩み始めるのです。

必要レベル

1〜50

蒼天のイシュガルド(Heavensward)

舞台

雪深いイシュガルドとその周辺。

テーマ

信仰、赦し、真実の追求。

概要

ガレマール帝国との戦いを乗り越えた冒険者は、ひとつの誤解から「暁の血盟」を失い、政治的陰謀の渦に巻き込まれてエオルゼアから追われる立場となります。逃れるように辿り着いた地は、千年のあいだ「竜と人との戦争」を続けてきた雪深き国、イシュガルド。

冒険者はこの地で、新たな仲間たちと出会い、竜詩戦争と呼ばれる長き戦いの歴史に踏み込むことになります。
人と竜の因縁は、宗教と信仰、裏切りと復讐、そして封じられてきた過去の「真実」によって形作られていたことが、次第に明かされていきます。

やがてプレイヤーは、イシュガルドの青年貴族「エスティニアン」、異国の少女「イゼル」、そして暁の血盟の生き残りたちと共に、戦争の根幹をなす「虚構」を打ち破るための戦いへと身を投じていきます。
ドラゴン族の王「ニーズヘッグ」との決戦、そして世界に新たな和解と未来をもたらすための歩み。

「真実を知ることは、時に信じていたものを壊すこと」――それでも進む者たちの物語が、イシュガルドに新たな夜明けをもたらします。

必要レベル

50〜60

紅蓮のリベレーター(Stormblood)

舞台

アラミゴ、ドマといった東方地域。

テーマ

解放、自由、故郷の再興。

概要

イシュガルドの戦乱を経て再びエオルゼアに帰還した冒険者は、今度は東方の地を舞台に、ガレマール帝国の支配に抗う人々の戦いに身を投じることになります。
舞台となるのは、帝国に支配されたアラミゴとひんがしの国・ドマ。自由を求める民衆の悲願を背負い、プレイヤーは二つの祖国解放戦争に挑むことになります。

物語は、絶望に沈む被支配地の人々が、勇気と希望を取り戻していく過程を描きながら進みます。
自由を求めて戦う者たち、過去に敗れ心折れた者たち、そして、圧政者たる帝国将軍「ゼノス・イェー・ガルヴァス」との死闘――。
力を誇るだけではなく「信念」と「繋がり」が、やがて帝国の巨壁を崩していきます。

解放戦争の果てに見えるのは、勝利か、それとも新たな支配の連鎖か。
紅蓮の炎は、戦うことの意味と、自由の本質を問いかける旅へとプレイヤーを導きます。

必要レベル

60〜70

漆黒のヴィランズ(Shadowbringers)

舞台

第一世界という異なる世界。

テーマ

光と闇の本質、選択の重さ。

概要

解放戦争ののち、次なる舞台は異世界――第一世界「ノルヴラント」。
突如としてこの世界に召喚された冒険者は、かつて光に飲まれ滅びかけたこの地で、「闇の戦士」として世界を救う役割を託されます。

この世界では、かつて光があまりにも強くなりすぎたため、夜が失われ、昼だけの世界が続いていました。
プレイヤーは、七つの「光の大罪喰い」と呼ばれる存在を倒し、夜の帳を取り戻す旅に出ます。
その道中で出会う仲間たちは皆、それぞれの痛みと罪を抱えながらも、希望を信じて立ち上がる者たちばかり。プレイヤーはその絆の中で成長し、時には過去の「闇の戦士たち」の想いを受け継ぎながら、自らの「信じる正義」に従って進んでいきます。

そして背後では、全世界を裏から操る存在「アシエン」、とりわけその中心人物であるエメトセルクが動き出します。
彼が語る「かつての世界」とは何か、そして真に救われるべきものは誰なのか。
物語は、正義と悪、希望と絶望、真実と虚構の境界を曖昧にしながら、壮大なクライマックスへと向かいます。

漆黒の夜に灯る一筋の光。それは、闇を選び、未来を切り拓こうとする者たちの物語です。

必要レベル

70〜80

暁月のフィナーレ(Endwalker)

舞台

月や古代世界など、シリーズ最大スケール。

テーマ

終末、希望、旅の終わりと始まり。

概要

幾多の戦いを越え、ついにガレマール帝国の中枢へと足を踏み入れた冒険者と暁の血盟。
しかし、そこで待っていたのは、ただの国家間戦争ではなく、宇宙規模の絶望――「終末の災厄」でした。
その根源にあるのは、人々の「絶望の想念」がもたらす世界崩壊の連鎖。プレイヤーは、全ての星が滅びる運命に抗うため、エオルゼアを飛び出し、帝国、月、そして星の彼方へと旅を続けていきます。

その旅の途中で出会うのは、かつて世界がひとつだった時代に生きていた古代人たちの記憶と想い。
とりわけ、絶望の化身として人類の未来に立ちはだかる男「ゾディアーク」と、それに対抗しようとした創造神「ハイデリン」という、宇宙を分かつ存在の対立が物語の核心へと迫っていきます。

冒険者は、無数の命と歴史が交差する中で、自らの「希望とは何か」を問い続けます。
そして、すべての根源が眠る星「ウルティマ・トゥーレ」へと到達し、終末の元凶たる存在「メーティオン」と相対する時、物語は静かに、しかし力強くその結末を迎えます。

それは「終末」ではなく、「未来」へと続く物語――
暁月のフィナーレは、すべての人々が「生きたい」と願う心を信じた、壮大な旅の終着点です。

必要レベル

80〜90

光明の起点(Dawntrail) – パッチ7.0

舞台

新大陸「トラル大陸(Tural)」の一国「トゥラル王国(Tuliyollal)」。

テーマ

冒険の再出発。「最高の夏の冒険」と呼ばれる。

概要

終末の災厄を乗り越え、世界に一時の平穏が訪れた後――冒険者と暁の仲間たちは、それぞれの道を歩み始めます。
物語は「暁月のフィナーレ」の終結から始まる新たな章として、未来を見据えた“再出発”を描いていきます。

その始まりは、謎多き大陸「サベネア島」での調査。
やがてその旅路は、再びエオルゼアを飛び出し、かつて異世界から訪れた者たちの故郷「ヴリトラ」、そして霊災によって崩壊した「第十三世界(ヴォイド)」へと広がっていきます。
このヴォイドは、闇に完全に呑まれた世界であり、そこで出会う「ゼロ」という名の“ヴォイドの存在”との出会いは、冒険者たちに新たな問いを投げかけます――“救い”とは何か、“再生”とは何を意味するのか。

ヴォイドの脅威と、それを打ち破ろうとする人々の意志は、次第に新たな戦いの兆しを見せ始めます。
一方で、暁の血盟の仲間たちは新しい組織の形を模索しつつ、「暁なき後の時代」にどのように世界と向き合っていくかを考え始めます。

「光明の起点」という名の通り、この章は“希望に向かうための第一歩”を描きつつ、これから広がる新たな冒険の幕開けを静かに、そして力強く告げる物語となっています。

必要レベル

90〜100

黄金のレガシー(Dawntrail)

舞台

西方の大陸「トラル大陸」、多様な部族が共存する未開の地。

テーマ

文化の多様性、共存と選択による未来の創造。

概要

終末を乗り越えた冒険者は、新たな依頼を受け、西方のトラル大陸へと旅立つ。そこでは、「トライヨラ連王国」の次期統治者を選ぶ「継承の儀」が始まろうとしており、冒険者は王女ウクラマトと行動を共にする。
未知の部族たちと交流し、試練を乗り越える中で、彼女の資質と選択が試されていく。

一方で、鏡像世界から迫る“別の正義”を掲げる勢力「アレクサンドリア王国」も姿を現し、継承の儀は単なる内政問題にとどまらず、次第に多世界を巻き込む壮大な対立へと発展。
冒険者たちは、単なる「戦い」ではなく、価値観の相違を乗り越えた“共存”の道を模索しながら、新たな未来の可能性に挑む。

必要レベル

90〜100


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Last-modified: 2025-05-02 (金) 11:25:49