中国製ホンダ CG125Fi(インジェクション仕様)とは†
中国製ホンダ CG125Fi は、排気量125ccクラスの小型オートバイです。
もともとは1970年代に新興国向けの実用バイクとして開発されました。
耐久性が高くメンテナンスが容易なOHV方式のエンジンを採用。
2020年代には中国・五羊ホンダでFI(フューエルインジェクション)仕様として販売されています。
インジェクション化の意味†
- 排出ガス規制(ユーロ4)に対応するためのFI化
- 始動性・燃費・扱いやすさの向上
- セルスターターのみ(キックなし)
スペック†
- 排気量:125cc 空冷4スト単気筒 OHV2バルブ
- 最高出力:約10ps / 8000rpm
- 最大トルク:約9.5Nm / 6500rpm
- 変速機:5速ロータリー
- ブレーキ:前後ドラム(ワイヤー式)
- 燃料供給方式:インジェクション(FI)
- 車両重量:約113kg
- 燃料タンク容量:8.6L
- 実燃費:40~50km/L
デザイン・乗り味†
- クラシックデザイン(昭和感のある角型ライト・メッキフェンダー)
- 足つき良好(シート高760mm)
- 軽量で取り回しが楽
- スムーズな低中速トルク
- 高速走行は控えめ(最高速90km/h程度)
メリット†
- 高燃費
- 安価(並行輸入新車 約14~16万円)
- 整備性良好
- 軽量&コンパクト
- 大型キャリア標準装備
- カスタムベースにも最適
デメリット†
- 前後ドラムブレーキ(制動力控えめ)
- 暗めのヘッドライト
- パワー不足(高速・坂道)
- キックスタート非搭載(セルのみ)
- 国内正規整備が受けづらい
海外での位置づけ†
- タイ、インド、パキスタン、中国、ブラジルなどで大人気
- CG125は42年以上生産・販売、全世界で数千万台超
- コピー車も多く出回った
- 現在も輸出モデルとして継続中
購入・維持の注意点†
- 基本は並行輸入(例:バイク館SOXなど)
- 自治体登録(原付二種)
- 部品供給は消耗品なら互換あり
- インジェクション系部品は海外手配も必要
- 自己整備 or 理解あるショップとの付き合いが重要
参考情報†
- ヤングマシン編集部 試乗レポート
- モーサイ:世界のホンダCG125特集
- 五羊ホンダ公式情報(英語・中国語)
- 国内オーナーブログ・SNSグループなど
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